| GM38(マーキュリー)利用記 |
(マニュアル(web版)その他の所在源情報追加---99.12.05更新)

SPAで販売されているGM38というアンテナ及びユニット一体型のGPS機器をモニターする機会を得ました。以下は、入手できたGM38の私個人の利用記です。
GM38は、Sony IPS5000シリーズのNMEAセンテンス版とも言えるかもしれません。IPS5000はDGPSには対応していませんが、GM38はDGPS対応しています。
また、出力されるNMEAセンテンスが豊富です。
関連情報の所在源
販売元SPA及びSPA提供のマニュアル(web版)
(SPAの楽天市場点が新たにhttp://www.rakuten.co.jp/gps/に出店しており、ものによっては、従来からの本店より安い価格設定がなされている場合があります。)
http://www.sanav.com/gm38.htm
(このweb pageには、GM38についてOEM用の仕様などがいろいろ記述してありますが、SPAから販売されているものは、1PPS(Pulse Per Second)出力なし、入力電圧は5Vのみとなっていますので注意が必要です)
NiftyServe FGPS mes2にアップされているモニターレポート
CQ出版 CQ HAmRadio 1999.12月号
<電源>
パソコンのPS/2コネクタポートに接続すれば、そのまま使えるお手軽仕様になっています。
しかし、PS/2ポートがない最近のサブノート、windowsCEマシンやナビトラ機器と接続する際は、別途工夫が必要です。
USB-PS/2変換ケーブルが売っていますが、キーボード等の接続を前提としているので、あまりスマートなものではありません。。。
gigoさんのweb(http://www.os.rim.or.jp/~gigo) のGPS関連の掲示板にためになる情報があります。
FGPS mesにもUSBから電源をとる方法がアップされています(ただし、自己責任な方法です)。
SPAからは車のシガレットライターソケットから電源をとるアダプターやパソコンのUSBポートから電源を供給するアダプターが発売されていますので、自作に自信がない場合はそれらを購入すればいいでしょう。。
●自作したシガレットライターソケット接続用電源アダプター(拡大写真あり)
3端子レギュレーターの回路を組み込んだだけの簡単なものです。材料費は数百円のオーダーです。
本当は、保護回路などを入れたほうがいいとは思います。特に車で運用する際は、過大なノイズ電圧が混入する可能性が高いので、その場合は、gm38まで壊してしまう可能性があります。
PS/2コネクタのピンアサインは、FGPS mes3-#2240を参考にしました。2W 33オームの抵抗で4Vほど降圧させたのちレギュレータに供給しており、レギュレーターにはその大きさとほぼ同じのアルミ製放熱材をつけましたが、かなり熱くなりますね。
<パソコン等との接続>
普通のDsub9Pinコネクタがついており、工作をすることなくそのままパソコンのシリアルポートに接続できます。
私の場合、PalmSize windowsCE機に接続して運用したりもしています。
最近のシリアルポートがないノートパソコンについては、別途USB-Serial変換ケーブルやpcmciaシリアルカードを購入して接続すればよいと思われます(私は、これらでは検証していません)。
<出力センテンス>
gm38は、出力されるNMEAセンテンスにVTGとZDAが含まれているので、有用です(Garminからは2つとも出力されません)。
VTGは、ナビトラ機器であるMU101を使う際に速度も転送したい場合に必要です。
ZDAは、M51などのDGPS機器に入力することにより、DGPS機器の立ち上がりを早くすることができます。
FGPS mes2-#3583あたりを参照するとZDAのありがたみがわかります。FGPS mes2の過去ログを「ZDA」で検索すると有用な情報に出会うことと思います。
ただし、RMC以外のセンテンスにはチェックサムが付加されない仕様なので、各種ソフトを利用する際は注意が必要です。
GSAセンテンスにおいて、
Garminでは
$GPGSA,A,3,01,,04,,07,14,16,18,24,,,,1.8,1.2,1.4*32
GM38では
$GPGSA,A,2,01,14,16,18,,,,,,,,,00.00,02.83,00.00
というようにGSAセンテンスの出力に違いがあります。つまり、Garminでは、衛星番号位置が固定されていますが、GM38では左詰めになっています。(99.10.31)
また、通常のパソコンカーナビをする範囲では、支障がないとは思われますが、GM38を使ってみると、出力センテンスのうちGSVセンテンスについては、FURUNO系特有のクセとも言えるものがあるようです。
詳細はNiftyServe FGPS mes2-#5505からのモニタレポートを参照願います。
これに対応する方法としては、ソフトを作成する際などには、GSVセンテンスで信号強度が0でないが、GSAセンテンスで捕捉衛星には含まれていない場合は除外すればいいのではないかと想像しています。天空表示用のソフトを作成する場合には特に、GSAとGSVを両方みておいた方がよいと思われます。(99.10.31)
NMEAセンテンスの仕様は、FGPS mes3-#1064 NMEA FAQ日本語版を見るか、規格書をNavtechGPSあたりから購入すればいいでしょう。
<コマンド制御>
gm38は、Garmin12XLなどと違って、コマンドで各種設定を細かくいじれます。コマンドレファレンスがgm38には添付されています。
コマンドは、テキストデータをwindows付属のハイパーターミナルなどを使って送信してやればよいようになっています。
例えば、NMEAセンテンスの出力間隔を制御したり、出力するセンテンスを取捨選択できます。
Garminでは、現在のところ、こういうことはできません。
コマンドを使ったいろいろな設定に関する有用な情報が上記のFGPS mes2 モニターレポート等で報告されています。
ハイパーターミナルでのコマンド送信方法
(1)ハイパーターミナルの設定上の注意点
「行末に改行文字をつける」という設定にしておく必要があります(下記の画面キャプチャを参照)。
(2)実際のコマンド送信
よく使うコマンドは、テキストファイルに保存しておき、コピーアンドペーストで送信してやると便利です。最後にキーボードからEnterを押すことをお忘れなく。
(注)
うまくいかない場合は、私のwinNT上の経験からすると、ショートカットでペーストするのではなく、ハイパーターミナルのメニューを用いてペーストするといいようです。また、改行がコピーされないようにする必要もあるようです。
(例)
$PFEC,GPsrqと送信すると、以下のように現在設定されているパラメーター一覧が出力されてきます。
$PFEC,GPssd,D06,E05,G003,H000180.9,M05,S01,T+0000,U00000000,W2,X2
Tokyo(Japan)測地系への変更は以下のようなセンテンスを送信します。
$PFEC,GPset,G157
$PFEC,GPirqと送信すると、以下のように現在設定されているセンテンスの出力間隔一覧が出力されてきます。
$PFEC,GPisd,GGA01,ZDA01,GLL01,GSA02,GSV05,VTG01,RMC01,alt00,anc00,acc00,ast00
$PFEC,GPisd,tst00,die00
出力間隔を設定するには以下のようなセンテンスを送信します。00とすると当該センテンスは出力されません。
$PFEC,GPint,ZDA01,VTG00,GLL00,GSA01,GSV01,GGA01,RMC01
<未確認耳より情報>
(自己責任で内容を判断してください。また、各メーカーに問い合わせるなどはしないでください)
FGPSでの情報によれば、gm38のコアユニットはFURUNO GN-77のユニットをベースとしているとのこと。
アルマナックデータを表示させたり、初期化スタートをさせるとヒントが出てくるそうです。詳しくは、FGPSのmes2を参照すれば、情報がゲットできます。
今後のレポート記述予定内容
測位能力(首都高の高架下、トンネル出口、DGPS時)−結構、感度はいいようです。
実際に中野から新宿まで走行実験してみましたが、Garmin12XL(外付けアンテナあり)と同等との印象があります。